はこのこの庭

はこぶねの一次創作設定置き場

ふたつぐくり魔法少女 世界観設定まとめ

世界観設定


前提

天使達と悪魔達が正しく対比することで均衡を保っている世界。
天使・悪魔は表裏一体で、生まれも役割はほぼほぼ同じ。
ともに人間たちのために存在し、人間たちのために機能する上位存在。人間には認識できない。(一部を除く)
魔法少女は「魔」と付いているものの、天使の管轄下にある。

 

天使と悪魔のちがい

天使のほうがシステマチック(ディストピア)、悪魔のほうが野性的・生物的(ポストアポカリプス)

天使たちは、人間を正しく裁き、浄化し、善き力を与えることで人間たちの善を管理している。
悪魔は人間に悪意を植え付け、破滅に陥らせる。人間が生み出す悪感情や何かを恨みながら死ぬ瞬間のエネルギーで生きている。

 

どうして魔法少女が生まれたのか

天使たちには『何人たりとも傷付けたり殺してはならない。』という掟がある。ゆえに、天使達は誰も攻撃することができす、自らを守ることができない。しかし、問題はなかった。天使と悪魔がいくら対照的な存在だといっても、両者はともに人間にのみ干渉するだけの存在であり、直接対立しているわけではなかったからだ。

悪魔は欲望を司る存在である。彼らは自らの欲に抗うことなく、意志あるものたちに悪感情を生み出させそれを糧にし生きていた。
しかしある日気が付いてしまう。意志ある者たちの悪感情を糧にできるなら、天使たちも例外ではないのではないのかと。うっすら濁っただけですぐに死ぬ人間どもに悪意を植え付けるよりも、清廉潔白を司る永遠の存在を歪ませたほうがおいしく、気持ちよく、ずっと遊んでいられるのではないかと。
そうして、悪意を植え付ける対象に天使たちを含めてしまったのだ。

天使はいつでも正しくあらねばならない。
天使は何人たりとも傷つけてはならない。
自らを守る術のない天使たちは突如自身らに向けられた悪意に対抗することができない。また、天使たちは不死である。
彼らは死ぬこともできず、与えられた恨みを蓄積させ続けた。
その結果、清廉潔白だったはずの天使たちは悪魔たちを滅ぼすべきだという歪んだ正義を胸に宿し、掟を破れない自分たちが悪魔を殺すためにどんな「ズル」をすればいいのか悪知恵を働かせるようになってしまった。
そして、思い付いた。

「私たちが直接手を下しさえしなければいいんだわ」

自分たちでない存在に、自分たちのように純粋で、無垢で、ナニカにどこかを歪ませられた者たちに代わりに力を与えて、悪魔を殺してもらえばいい。

そうして、天使達はどこかおかしな人間の少女たちに自らの罪を幇助させることにした。


一言で言うと

"性格が手遅れな天使"の力を宿した、"性質に難のある少女達"が、魔法少女となって、最大級に捻くれた胸糞悪い悪魔達を一匹残らずブチ殺す使命を下された世界観


見た目について

天使・悪魔そのものは形を持たない。概念的存在であるため。人間の前で姿を現すとき、彼らは人間と、人間の作った天使像・悪魔像を参考にして自らを形作る。

天使

基本的には見目麗しい少女の形をしている。
見たことがないくらい綺麗なのに、なぜか印象に残らない。
この姿は魔法少女となる対象の人間たちに警戒されないためのものなので、魔法少女に幻想を抱いている子の前では妖精のような獣じみた姿をとることもある。
すべては人間の望むままに。


悪魔

基本的にはドロドロとした黒い塊。人間を取り囲むようにして憑くこともできるし、人間のふりをすることもできる。基本的には模倣。

魔法少女たちと戦う強い個体は、対象の魔法少女をマネた姿を取ることがある。これは多感な時期の少女に悪意を植え付けるためには「自分」と対峙させるのが一番効率がいいと判断したから。まあ、ペ○ソナとかダークプリ〇ュアみたいなやつってこと。

衣装は全体的に白っぽくなる。髪も肌も目も真っ白。悪魔は目が悪い(目を模倣するのは難しい)ので、色を正しく認識できない。髪の毛もふわっと長くなる。めっちゃ神々しい最終フォームみたいな感じ。
しかし、真っ黒な天使の輪っかとギザギザしたティアラが付く。また、魔法少女達のようなキュアキュアした武器を使わず、悪魔っぽーい尖った真っ黒な杖みたいなのを使う。
あとは目のハイライトがなくなったり、目を開けなくなったり、目で差別化を図りたいです。αちゃんみたいな閉じ目の子はガン開いたり。目って意志が宿るじゃん? だからそこだけは差別化させたいなって。思います。


天使と悪魔の生まれ

人間は元来思考力を持たない生き物であった。しかし、あるとき知能と善悪の概念を手に入れた。これは観測者である神にとって予想外のことであった。善悪は知能の中でも最高峰の概念で、与えるのにも担当の者がいるので善の担当と悪の担当が作られた。はじめのほうは人間が感知できない知的概念であったが、人間たちが宗教を作り始め、善悪を絵に表した。人間に親しみがある見た目の方が人間を動かしやすいため、神はそれにならって天使と悪魔の姿を作らせた。
ただ善悪を振り分けるだけなら神一人でできてしまう。
神は自らの起こしたものすべてを予測できるので、面白みがなくなる。善悪を管理する天使と悪魔に人格を与え、さらに、対立する2つの種族として、生命を与えた。こうして、善悪にランダム性を生み出した。
悪魔は神とは完全に別区画として切り離したため、種族としての悪魔独自の「堕落システム」が発達したが、神の管轄になる天使には人間に関わる他の業務も任せた存在であるため、自然に淘汰されるわけにはいかず、悪魔とは違う「更新システム」を組み込んだ。

悪魔の堕落システム

「恨み」の感情を糧に生きる悪魔たちは、世代交代に「堕落システム」を採用した。これは、悪に堕とした人間や天使の中に、悪の素養を持った者が現れることがあるので、そのような素養を持った新しい人材をそのまま悪魔として活用するというシステムだ。(会社か?)

天使の更新システム

天使には、神々の素養を持った特別な者たちしかなれない。何百年かに1度ほど人間と関係を持った天使の子孫の血が発現する。その人間が天使たちに反逆することがあれば、天使たちはそれを受け入れ、そこでやっと死ぬ。天使が死んだあと、その人間が天使を管轄する存在となることで、新たな天使たちが生まれ、完全に更新される。(組織の腐乱を防ぐために、基本的なシステム以外の全てをリセットする必要がある)(悪魔はいくら腐ろうが反逆が起きようが一向に構わないどころかむしろカモンなので問題ない)(コンピュータか?)